約10人に1人の割合で健康診断を受診する「健診大国」日本。しかし、健診結果を正確に読み解き、自身の健康に活かせている人はどれほどいるだろう。“カリスマ総合診療医”の伊藤大介氏が教える、最強の活用法とは。

 

▶︎検査項目をレベルとスピードに分類

▶︎血糖値、尿糖、HbA1cを組み合わせる

▶︎ASTとALTの比較で肝臓の現状把握

「血糖値がD判定だった!」

「尿酸値が意外に悪い……」

 新生活が始まる春だけでなく、暑さが落ち着き始めた9月も健康診断の受診シーズンにあたる。いま頃、医療機関からの結果表に一喜一憂する人も多いはず。

 厚生労働省の「定期健康診断結果報告」(2024年度)によれば、年間受診者は約1290万人。国民の約10人に1人が受けている計算だ。アメリカやヨーロッパを遥かに上回る数字で、日本はいわば世界有数の「健診大国」である。

見慣れない文字の羅列に見えるが……

 だが、「受けるだけで終わって結果を活かせていない人があまりに多い」と嘆くのは一之江駅前ひまわり医院院長の伊藤大介医師だ。

「皆さん、A〜Eの判定だけ見て、それぞれの数値の意味を深く考えようとはしない。受診後に医師からアドバイスされても、本格的に生活習慣の改善に取り組む人もいない。これでは受診した意味がありません」

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

  • 0

  • 4

  • 4

source : 週刊文春 2025年10月30日・11月6日号