「ニデックがこれをきっかけに『マネジメント改革』を受け入れ、立ち直ることを心より祈っています」
不適切会計問題に揺れるニデック(京都市南区、東証プライム上場)の元経営幹部は、「週刊文春」の取材に、こう切実な思いを語った。
「特別注意銘柄」指定、ストップ安、格付けダウン

精密小型モーター開発・製造でシェア世界一を誇り、2025年3月期売上は1兆2938億円。そんなニデックに不適切会計の疑いが浮上したのは、今年9月のことだった。
「発端は、海外子会社で関税の支払い不備がみつかったこと。その後、中国子会社のサプライヤーからの値引きに相当する購買一時金について、不適切な会計処理をしていた疑いも持ち上がった。ニデックはリリースの中で、不適切な会計処理にニデック本体や子会社の経営陣が関与、認識していた可能性もあることを認めている。現在、第三者委員会が過去の決算を複数期に渡って遡り、不正を調査しています」(経済部記者)
10月28日には日本取引所グループがニデック株について、内部管理体制の改善を求める「特別注意銘柄」に指定。同社株は急落し、ストップ安となった。さらに翌日には格付け機関ムーディーズ・ジャパンがニデックの格付けをA3からBaa1に引き下げる事態に発展した。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル
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