連載第1回を読む

 KAT-TUNのラストライブが無事に終わった。開催日の11月8日は、偶然にも27年前、僕がオーディションを受けて事務所に入った日。あの日のことは今もよく覚えている。

 奇跡的に書類審査を突破した僕は「オーディション受けたんだぜ!」と学校でネタにするつもりで会場に足を運んだ。グループ面接で「質問ある人?」と聞かれ、「カッコ良くないと事務所に入れないんですか?」と尋ねたのもネタにするためだ。「自分のことはどう思う?」と逆質問されたので「中の下ですかね」。そうしたら「そんなことないよ」と言うではないか。で、続いた言葉が「中の上だよ」。褒められているのか分からないが、自分の顔面は「上」には分類されないことを15歳にして悟った瞬間だった。

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source : 週刊文春 2025年11月27日号