11月26日、感謝祭の前日、首都ワシントンのホワイトハウスからわずか2ブロックしか離れていない場所で、巡回中の2人の州兵が357マグナム弾で銃撃された。撃ちあいになり、州兵は重傷を負い、1人は翌日亡くなった。

 記者会見で、連邦、州、地元の捜査関係者をずらっと従えたFBI長官カシュ・パテル(45歳)は「クレイジー・アイズ」と呼ばれるギョロ目をひんむいて力強く宣言した。

「私の後ろに並んだ法執行機関の総力を結集し、この凶悪な行為の犯人を確実に見つけ出す!」

 次に後ろに立っていたワシントン警察の副署長がマイクを取った。

「犯人は現場で制圧され、拘束されています」

 見つけ出すも何も、もう捕まってるじゃん! 記者たちはさぞかしずっこけたことだろう。

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source : 週刊文春 2025年12月18日号