新年を気持ちよく迎えるための大掃除はこの時期の風物詩だ。またお歳暮等、何かと宅配の荷物が多く届くのも今。人とモノが動くとき、新しい発見をすることがある。

 少し前のある日、自分で注文した書籍が一杯に詰まった段ボール箱20個が私の将棋研究室に届いた。配達員が1つずつ、それを玄関前に並べていく。

 ここで素朴な疑問が湧いた。最終的にその荷物は家の中の3階に置くのだが、これは結構な重労働。それを配達員にお願いしてもよいのだろうか?

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source : 週刊文春 2026年1月1日・8日号