2025年に新たに始めたことの一つが、歯の矯正だ。40代にして人生初の歯列矯正。というのを大っぴらにするのは、ちょっと恥ずかしかったりする。きっと今の若い子にとっては、デビュー前にサクッと済ませておくものだろうから。
ただ、一つ言い訳をさせて欲しい。というのも、もともと僕は歯並びがさほど悪いほうではなかったのだ。でも、ここ数年、前歯の歯並びが少しずつ崩れてきて、「あれ、あれれれ?」と思うことが増えてきた。
年齢とともに口周りの筋力が低下したり、長年の噛み癖などのせいで歯並びが変化するのはよくあることなのだという。加齢ってこんなところにもジワジワと影響を及ぼすんですねぇ。恐るべし。
いつか矯正しなければと思いながらも、人前に出る仕事だけに、なかなか時間もなくて放置していた。が、期せずしてまとまった時間ができてしまったので(文春読者の皆様ならその理由をご存じだろう)、今年、重い腰を上げてようやく矯正を始めたのだ。
僕の場合は比較的軽度だったので、抜歯などアクロバティックな治療は必要なく、マウスピースをつけ続けるのがメイン。歯の表面にアタッチメントと呼ばれる小さな突起物を取りつけ、それによってマウスピースを密着させる。
マウスピースは透明だし、アタッチメントは歯と同じ色なので、パッと見ただけでは矯正中だとバレない。ただ、よく見ると分かる人には分かるらしい。つけていると、ややしゃべりづらいのも難点だ。滑舌がちょっと悪くなる気がする。だから歌うときは外している。
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source : 週刊文春 2026年1月1日・8日号






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