小誌が入手したNTTの内部資料。“迎賓館”と呼ばれるレストラン「KNOX（ノックス）」で、接待を受けた人物の名前が記されている。平井氏は大臣就任以降、昨年10月2日と12月4日の2回、接待を受けていた。

　直後の1月14日、内閣官房IT総合戦略室が開発を担う五輪アプリを、NTTコミュニケーションズなど5社が約73億円で受注。その後、NECは契約を解除されたが、NTTコムは23億円分の受注を確保している。

「2月26日にはワクチン管理システムのサポート業務も、NTTドコモとNTTコムが随意契約で約48億円で受注したのです」（IT室関係者）

　実は、内部資料には平井氏と同席した「事務方」の名前も出てくる。昨年10月2日のゲストは〈平井卓也大臣、内閣官房2名〉、昨年12月4日は〈平井卓也大臣、向井様、〇〇様（10／2同ゲスト）、村井様〉で〈5万〉の予算だった。

〈向井〉は、IT室の向井治紀室長代理と見られる。81年に旧大蔵省に入省。霞が関随一のデジタル通で、6月13日には小誌に「平井大臣とは10年来の付き合い」と答えていた。〈村井〉は村井純・慶応大教授と見られる。本人が語る。

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