日本を代表する化粧品メーカーの最大手・資生堂が、巨額赤字に揺れている。プロ経営者と決別し、どこへ向かうのか。事態を憂う元役員の告白をもとにレポートする。
資生堂の社長、会長兼CEO(最高経営責任者)を歴任し、シニアアドバイザーに就いていた“プロ経営者”の魚谷雅彦氏(71)が、2025年12月末をもって退任した。

過去最大赤字の主因は…
「かつて日本コカ・コーラで社長、会長を務めた魚谷氏は2014年、外部から経営手腕を買われて招聘される“プロ経営者”として、鳴り物入りで資生堂の社長に就任しました。魚谷氏は会長兼CEOを退任後、2025年1月から『シニアアドバイザー』のポストに就いていましたが、この退任によって資生堂と魚谷氏が完全に決別します」(経済部記者)
資生堂はいま、苦境に喘いでいる。2025年11月、社長兼CEOの藤原憲太郎氏(58)は同年12月期の業績予想(60億円黒字)を下方修正し、過去最大の520億円の赤字に転落する見通しを発表した。赤字は前年(108億円)に続き2年連続だ。
「巨額赤字の主因は、アメリカ事業での468億円の減損です。魚谷社長時代の2019年に約900億円で買収したアメリカの高級スキンケアブランド『ドランクエレファント』の業績不振が大きい。この買収失敗をはじめ、資生堂はいまも魚谷氏の“負の遺産”を引きずっています」(同前)
魚谷氏が日本有数の老舗企業・資生堂にもたらした功罪とは――。
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source : 週刊文春
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