認知症の中でも女性が3分の2を占めるアルツハイマーだが、画期的な治療薬の登場で治療風景は一変した。早期の見分け方は? 脳の萎縮に負けない能力の身につけ方は? アルツハイマーに打ち勝つ最新知見を伝授する。

 

●アルツハイマー患者 3分の2が女性の理由

●初期症状の見分け方、40代からの予防習慣

 

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 国内の推計患者数は471万人といわれる認知症。予備軍である軽度認知障害(MCI)と合わせると、1000万人を超える。高齢化とともに患者数も増え続け、2060年には総計1277万人に達するとされる。

「家にストックがあるのを忘れて、同じものをいくつも購入してしまう」

「使い慣れた家電の使い方が分からなくなってきた」

 これらは認知症の初期サインかもしれない。

「じつは、女性は男性の1.5倍から2倍、認知症に罹りやすいといわれています。なかでも、認知症の7割を占めるアルツハイマー型は、3分の2が女性。80代前半の女性の4人に1人、80代後半では約半数がアルツハイマー罹患者です。なぜ女性に多いのか? 近年、その原因とアルツハイマーに打ち勝つ方法が次第に解明されてきました」

 こう話すのは、京都大学大学院医学研究科の木下(あや)()教授。アルツハイマーを中心に認知症、在宅医療を研究する傍ら、京大附属病院の脳神経内科や近隣施設で「物忘れ外来」を含め週に2回、外来を担当する。

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source : 週刊文春 2026年2月12日号