多汗や動悸、むくみや冷え、乾燥、気分の落ち込み……。更年期によくある不調の原因は、喉元の甲状腺にあるかもしれない。女性に多い「橋本病」と「バセドウ病」の見分け方と治療の実態を知り、日々の不調から抜け出そう。

 

●甲状腺の2大疾患、成人女性10人に1人が橋本病

●冷え、多汗、動悸……更年期障害とどう違う?

 

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「体が火照って汗が止まらず、疲れやすくなった」

「肌が乾燥し、体が冷える」

 更年期の女性に多くみられる症状だが、実は甲状腺疾患の可能性がある。

「『甲状腺疾患って何ですか?』という人は珍しくなく、よく知られていないのが現状です。月経の乱れや倦怠感、意欲の低下が生じる場合もあるので、なおさら更年期障害や鬱症状と間違われやすいのです」

 こう嘆息するのは、伊藤病院内科医長の吉原愛医師だ。甲状腺疾患専門の病院に15年以上勤めるエキスパートである。

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source : 週刊文春 2026年2月26日号