直木賞・山本周五郎賞をW受賞した永井紗耶子の傑作時代小説が映画化された。策略と人情が絡み合うミステリー仕立ての物語で、真相を探る侍として人々を見つめる男は、柄本佑。その“素顔”を目撃せよ。

デジタル化が進む世界でも“人の眼”を見据え続けたい
楽屋の扉を開けると甘い香りがした。
「すみません、腹ごしらえしてまして」
カットフルーツを手に、柄本佑がこちらを振り返る。この日は、主演映画『木挽町のあだ討ち』の取材が分刻みでみっちり詰まっていた。だが、馴染みのスタッフと朗らかに談笑する姿からは、疲れも気負いも感じられない。
「あー、髭が伸びてきてる。ちょっと剃ってもいいですか?」
鏡に向き合い、おもむろにシェーバーをあて始めた。どこまでも自然体なその表情を、カメラが追う。
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source : 週刊文春 2026年3月5日号






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