誇り高い武家のお姫様から物乞いへ――。幕末から明治へと移り変わる中、身を落としていく様を気迫たっぷりに演じ視聴者の目を釘付けにしたのは、雨清水タエ役の北川景子(39)だ。
意外にも、今回が初めての朝ドラ出演。インタビューでは、若い頃に何度もヒロインオーディションに落ち、「ご縁がないものと思っていた」と語っていた。

北川は2016年にDAIGOと結婚し、20年に第一子を、24年に第二子を出産したばかり。子どもがまだ幼く、『ばけばけ』の撮影スタジオのある大阪での撮影は育児負担が夫にかかるため何度か断ったが、DAIGOと互いの両親が「協力するから出てほしい!」と背中を押したことで出演を決意したという。
今回演じたのは、松江藩元上級武士(堤真一)の妻・タエ。トキ(髙石あかり)を養子に出してからは、生みの母であることを隠し、親戚として距離を保ちつつ成長を見守る。北川も現場では、大阪で1人暮らしをしながら撮影に臨む髙石に「体調どう?」などと優しく声を掛け“ママさん”に徹していたようだ。
北川と言えば、ドラマ『家売るオンナ』シリーズ(日本テレビ)で好演した不動産会社のスーパー営業ウーマンのような「できる女」の役柄が多かった。
近年は母親役が続き、なかでも彼女の新境地を拓いたのが、昨年11月公開の映画『ナイトフラワー』だろう。子どもを養うためにドラッグの密売に手を染めるシングルマザーという過酷な役に挑んだ。内田英治監督が起用理由を語る。
「以前ドラマでご一緒した時から、人間の裏側を表現できるポテンシャルを秘めた方だと感じていました。ほぼ100%断られるだろうと思いながらオファーしたのですが、彼女は初めから前向きで、『やりましょう』と」
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source : 週刊文春 2026年3月5日号
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