巨人・戸郷翔征投手(25)が2月28日の韓国サムスンとの練習試合で今季初実戦に登板。1回を三者凡退に抑えた。

 2024年までは巨人のエースだった戸郷だが、昨季は8勝9敗、防御率4.14と苦戦。前回大会では選出された侍ジャパンも、今回は選外となった。

「復活を期す今季はキャンプ途中から腕の角度を変え、リリースポイントを下げるフォーム修正に取り組んでいます。開幕まで1カ月を切ったタイミングで新フォームで登板するのは異例。いかに突貫工事で不振からの脱却を図っているかが分かります」(巨人担当記者)

2月には初の著書も刊行

 一連の不調の原因は、阿部慎之助監督(46)の助言だという。

「昨年4月、阪神戦で戸郷が3回3失点でKOされた時のこと。試合後に阿部監督が、阪神が戸郷の投球の癖を見抜いていた可能性に言及し、『自分の研究もしてほしい』と戸郷を叱責した。この時、すぐに二軍に落として時間を与えれば修正できたかもしれませんが、1週間後の広島戦にも先発させ、4回途中10失点の大炎上。1週間で癖の修正ができるはずもなく、ここでようやく二軍落ちとなりました。阿部監督からの“無茶ぶり”で、戸郷は完全に自分のフォームを見失ったのです」(同前)

 球団関係者によれば、戸郷は自分の意見を押し付けてくる阿部監督に、内心反発しているという。それもそのはず、今でこそ折り目正しい印象がある戸郷だが、実は元ヤンキー少年なのだ。

 巨人の一次キャンプ地でもある宮崎県出身の戸郷。地元の都城市には、ドジャース・山本由伸投手(27)の母校である都城高などの強豪校がある。だが、戸郷が進学したのは、都城市から130キロほど離れた延岡市にある聖心ウルスラ学園高だった。地元関係者が声を潜める。

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source : 週刊文春 2026年3月12日号