瀟洒なホテルの大ホールに、「虹と雪のバラード」「札幌の空」の2曲が響き渡る。北海道警察音楽隊とHBC少年少女合唱団による奉迎オープニングに続き、新緑色のワンピースに身を包んだ女性が、盛大な拍手の中、会場に入ってくる。金屏風をバックに、壇上に用意された席は2つ。だが、もうお一方の入場を待つことなく、式典は進んでいった――。

 3月1日夕刻。札幌市のホテルで「第97回宮様スキー大会国際競技会」の賜杯授与式が行われた。

「この競技大会は、昭和天皇の長弟で“スポーツの宮さま”と呼ばれた秩父宮雍仁(やすひと)親王殿下が、北海道ならではのスポーツとしてスキーを称賛されたことをきっかけに、1930年から始まりました。スキー関係の各団体と札幌市が共催。名前の通り、皇族とのご縁が深く、各宮家が杯を下賜します」(地元スキー関係者)

 現在は、秩父宮杯や常陸宮杯など14の皇族名を冠した賜杯が、17競技の優勝者に授与される。

 今年の大会の授与式には故・寛仁(ともひと)親王の妃である信子さま(70)と長女の彬子さま(44)の母娘お二人が出席される予定で、進行プログラムにもお二人の名が記されていた。ところが、その日、彬子さまは式典の会場に最後まで姿を見せなかったのだ。

1人で17の賜杯を授与した信子さま
彬子さまはスキー教師の資格も持つ

 大会スタッフが明かす。

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source : 週刊文春 2026年3月12日号