100人を超える社員らが約500人の顧客から約31億円もの金銭を詐取していたという前代未聞の不祥事を受け、間原寛社長が辞任したプルデンシャル生命保険。新しく社長に就いた得丸博充氏は「お客さま補償委員会」を立ち上げ、急ピッチで再建に挑んでいる。だが、そんな新社長のお膝元でも次々と“新疑惑”が――。
プルデンシャルの幹部社員が言う。
「2月27日に全国の支社長が集まる戦略会議が本社で行われたのですが、その場でなんの前触れもなく、いきなり『営業統括本部長が代わります』と発表があった。通常、こうした大型の人事異動があるときは事前に発表されるものですが、この日は本当に突然で驚きました」

“ナンバー2”が突如交代
プルデンシャルにおける「営業統括本部長」とは、超がつくほどの重要ポストだ。
まず、全国各地にいるライフプランナー(約4300名)を指導するのが「営業所長」(約450人)。彼らを取り仕切るのが「支社長」(約140名)で、さらにその上に位置するのが「営業本部長」(7、8人)になる。その営業本部長たちのトップに立つのが「営業統括本部長」(1人)なのだ。
「営業統括本部長の“上”には、社長しかいない。つまり社の“ナンバー2”に位置する人間が、突如交代するという異常事態が起きたわけです」(同前)

今回、営業統括本部長の職から降ろされることになったのは佐藤信博氏。神奈川大学を卒業後、積水ハウスを経て1994年にプルデンシャルに入社した人物だ。
「都内の支社で成績をあげ、ライフプランナーの最高位にあたるエグゼクティブまで登りつめた。その後、営業所長、支社長、本部長と順調に出世し、2023年1月に取締役兼営業統括本部長に就任。翌24年4月からは執行役員専務も兼ねるようになりました。前社長の間原氏と同世代で仲が良く、社内では『お友達人事で統括本部長になった男』と言われています」(同前)
そんな“プルデンシャルエリート”の佐藤氏が、一体なぜ交代することになったのか。別のプルデンシャル幹部が明かす。
「実は、新設された『お客さま補償委員会』の相談窓口に、顧客からクレームが入り、佐藤氏が過去に行った営業行為に疑義が生じ、現在は自宅待機になっているようなのです」

だが、問題はこれで終わらない。幹部社員が続ける。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル
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