「法律云々とかではなく、スジの問題」。2025年6月施行の改正風営法で禁止された性風俗店からのスカウトバック。法令遵守の徹底を図るオーナーに、最凶スカウト集団「ナチュラル」の担当者はこうまくし立て……。

「私たちは法改正を機に、今後ナチュラルとは一切、付き合わないと決めたのです。ところが、女性の斡旋を断った途端、彼らの嫌がらせは日に日にエスカレートしていった。風俗店の中にはこれに耐えられず、違法行為と知りながら密かにスカウトバックを支払い続けている店もあるそうです」

 こう語るのは、広島市の風俗店を経営するグループ企業代表のX氏だ。警察当局が「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の象徴として壊滅を図る史上最凶のスカウト集団「ナチュラル」。反社会的組織との決別を決意したX氏に対し、グループは執拗な嫌がらせを重ねていく――。

 中国地方最大の都市、広島市の歓楽街。人目につかない道路脇で待機していたデリヘルの送迎車に、若い男が乗り込んだ。帽子にマスクとサングラス、手には手袋がはめられていた。

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source : 週刊文春 2026年3月26日号