ミラノ五輪の涙の銀メダルから世界選手権でのリベンジ金メダルへ。最高の形で現役を引退した女子フィギュアの女王の栄光の影には、幼少の頃から師事し“厳しめのママ”と慕う名コーチとの知られざる“冷戦”があった。
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▶︎「力が出し切れるか…」親友が明かすミラノ五輪の重圧
日本時間3月28日、チェコ・プラハ「O2アリーナ」。彼女は4歳から立ち続けた氷を真っ直ぐに見つめていた。21年間の競技生活が、あと4分で幕を閉じる。背後には「第2の母」と慕うコーチがいる。
「私のために滑ってね」
人のためには滑れる子。すべてを知る“我が子”の背中を、いつものように2回、ポンポンと叩いてリンクに送り出した。
◇
女子フィギュアの女王・坂本花織(25)がラストダンスの舞台に選んだのは、世界選手権だった。
「今季現役引退を宣言して挑んだミラノ・コルティナ五輪では、ショートプログラムでノーミスの演技ながら2位。逆転を狙うフリーでは、5本目で予定していたフリップ、トーループの連続3回転ジャンプが単独となり減点。1位の米アリサ・リュウに僅か1.89点及ばず、金メダルを逃した」(スポーツ紙記者)

演技を終え、大粒の涙をこぼした坂本。母国へ降り立つ頃には腹を決めていた。
「やりきったと思いたい」
1カ月後の完全燃焼を誓ったのだ。
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source : 週刊文春 2026年4月9日号






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