(コーヒー豆が切れてる、注文しとかないと……)
そう気づいたら、今すぐスマホからネット通販で買わないと、私という人間は必ず忘れてしまう。だんだんと物覚えが悪くなるのは、加齢に伴って誰にでも起こりうる変化なので仕方がない。
私も最近では、何かやるべきことを思いついてから3歩ほど歩くとニワトリのように忘れてしまう。カップ麺にお湯を入れていたのも忘れるし、朝の薬を飲んだか思い出せない日もあるし、競走馬の名前もサッカー選手も、なかなか覚えられなくなってきてつらい。
この情報過多の時代にあらゆるメディアから情報を浴び、様々な業界に首を突っ込み、多種多様な人と数多付き合い、報告や相談が一日中飛び込んでくる。私の脳のキャパシティは限界にきてるかも知れない。
でも大丈夫。仕事には全く支障はない。なぜならば、私は自分の記憶力を一切信用していないからだ。
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source : 週刊文春 2026年4月23日号





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