(前回の続き)
車を降りて駆け寄った人魚像は、くすんだ茶色と青色が混ざった建物の上にちょこんと座ってた。
真珠貝だろうか、その大きな貝殻を模したものを背にしている姿は仏像のようにも見えた。すなわち光背である。
膝上で手を重ね合わせているが、もしやその指の形は釈迦が悟りを開いたときの定印ではなかろうか?
ちなみに釈迦如来の印相は5つある。定印と、施無畏印、与願印、転法輪印、降魔印だ。
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source : 週刊文春 2026年4月30日号






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