〈昨対プラスではあるものの目標数値はビハインド〉
〈ターゲットを絞り促進を進めております〉
〈イベントへの誘導を増やしながら〉
顧客獲得のための営業活動を想起させるような文言が並ぶ資料。だが、“ターゲット”にされているのは高校生で、“誘導”するのは学校職員なのである。
オンライン通信制高校「N高等学校」。N高にとって欠かせないのが、メンターと呼ばれる職員だ。生徒の教科指導以外の担任で、学習の進捗状況をフォローアップし、進路など生徒の様々な相談に乗る。前編では、このメンターたちが1人あたり220人以上の生徒を担当している実態を報じた。元メンターが説明する。
「高校卒業資格取得や大学進学などに向け、電話やオンライン面談を通じ、レポート提出や模試の受験を促したり、進路や受験校を提案するなどします。毎月の定例会議では、面談実施率をはじめ、レポート提出率、模試の受験率、進路調査の回答率などの、その月の達成状況が報告される。こうした生徒へのアプローチとその成果が数値化され、人事評価に直結するのです」
現役職員が嘆息する。
「メンターに重要ミッションとして課されているのが、昨年に開学したZEN大学への“テレアポ”営業です。多数の担当生徒を抱え、面談時間が限られている中、ZEN大営業に時間を割かれる。我々職員はもはや教育者と言えるのか……」
「週刊文春」取材班は、ネットコースの定例会議で配られるメンター向けの研修資料を入手。進路指導戦略部が作成した昨年度分の資料で、冒頭の文言はそこから抜粋した。
初回登録は初月300円で
すべての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 電子版オリジナル
他の記事を読む
- N高“テレアポ営業マニュアル”をスッパ抜く!「バイト7社不採用ならまずZEN大へ」資料入手《学園にドワンゴの影響力について尋ねると…》【後編】
- 《内部証言》N高・進路相談役の知られざる“テレアポ営業”の実態「1人の担任が300人の生徒を担当」「テレアポを苦に辞めた職員も」【前編】
読み込みに失敗しました






お気に入り記事