モデル然とした佇まいでファッション誌『anan』の表紙に抜擢された二人の代表。一人はFWの上田綺世、もう一人はW杯初出場のMF・中村敬斗である。

 中村は左サイドを主戦場とするドリブラーだ。ガンバ大阪からオランダ、ベルギーなどのクラブを経て、2023年にフランスのスタッド・ランスへ移籍。今季は14得点を挙げた。日本代表には23年に初選出。

「代表デビューから6戦6発を記録するなど得点力は高い。昨年のブラジル戦では同点弾を決めた。三笘薫を怪我で欠いたいま、欠かせない攻撃のキーマンです」(運動部記者)

 オランダ戦でもスタメンで出場し、MF・前田大然と共に、左サイドで攻撃の起点として躍動。格上相手に先制され、嫌なムードが漂った後半12分。MF・久保建英のパスを受けた中村が右足を一閃。グラウンダーのボールが、ゴール左スミへと突き刺さった。

久保は負傷交代
代表通算11得点目となる同点弾を決めた

 千葉県我孫子市で生まれた中村。3歳の頃、3つ上の兄の影響でサッカーボールを蹴り始めた。高野山サッカースポーツ少年団の指導者・小國勝男氏が言う。

「実力は飛びぬけていました。ゴールキーパーを志願し、ボールをキャッチしたらそのままドリブルをして相手を全員抜き、ゴールまで持っていったこともある」

 当時の口癖は、元ブラジル代表の「ロナウジーニョみたいになりたい」だった。

「友達にポルトガル語の単語帳を見せて、『ブラジルに行くから勉強をしているんだ』と言っていました。みんな驚いていましたよ。翌年は『スペインに行く』と語るなど、次々に目標を立てていった」(同少年団の当時の団長・松本治氏)

 小学校4年で柏レイソルユースに入ったが、チームとスタイルが合わなかった。

「敬斗君は、『サッカーを辞めたい』とまで言っていました。結局、少年団に戻り、中学からは三菱養和SCでドリブル力に磨きをかけていきました」(中村の知人)

 中村が注目されるのは、実力もさることながら、その容姿も一つの理由だ。

「モデル顔負けのイケメンで、身長180センチとスタイルも良く、服や髪型も爽やか。昨年刊行したフォトブックにはファッションや香水へのこだわりも記していました」(前出・記者)

『anan』スペシャルエディションの表紙に登場

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source : 週刊文春 2026年6月25日号