「100万円超えの請求書が来て震えています……」


 そんな悲痛な声を漏らすのは、W杯を現地で取材する日本人ジャーナリストだ。

 連日気温30度を超える北中米の大地で日本のマスコミ関係者が身を震わせる要因の1つは、物価高だ。

「米国とイランとの戦争が始まって以来、エネルギー価格高騰などの影響で世界的なインフレ傾向が続いている。長期出張中の日本人記者には、それに加えて1ドル160円台という異次元の円安も襲い掛かってくるのです」(経済部記者)

 スタジアムでは、20オンス(日本で一般的な500㎖のペットボトルより少し多い程度)のミネラルウォーターが約1300円。ビールは1杯約2500円。ハンバーガーが約2700円で売られている。

「普通に空港で売っている水も800円ぐらいです。日本人記者は、スーパーでガロン(約3.8ℓ)単位の水を買って水筒に詰めたり、日本から持参した電気炊飯器とレトルト食品で自炊したりして糊口を凌いでいます。せっかくのお祭り騒ぎを横目に、観光はおろか現地の食事には1食もありつけない人もいるらしい」(テレビ局記者)

会場では「Water」が8ドル超

 それでも、節約次第で食費はなんとかなるという。避けられない問題は旅費だ。

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source : 週刊文春 2026年7月2日号