今年デビュー予定の2歳馬の1頭に、「リーチツモドライチ」と名前を付けた。馬名の由来はもちろん、この連載のタイトルである。今年3月にフロリダ州で行われた競走馬の競りで、45万ドル(約7000万円)で落札した期待の新馬だ。

 父は生涯成績12戦9勝というアメリカダート界を代表する超快速馬「ライフイズグッド」。3つの単語で構成される名前に、リーチツモドライチとの共通点を感じた。担当の厩務員さんからは、「リーチ!」とか「ツモ!」とか「ドラちゃん」辺りの呼び名がつきそうだけど、どれがきても可愛いと思う。

 馬主を始めてからもう120頭くらいの馬に名前をつけた。どれも期待を込めて名前をつけるから、流石に最近はネタ切れも感じている。普段から、思いついた時にiPhoneにメモってるけど、私は冠名(馬名の前後に入れる共通ブランド名のようなもの)を使ってないので、毎回新しいのを考えなければならない。

 これが結構大変で、過去(10年以内)または現在に、似たような馬名がいたら申請が通らない。ありきたりな名前はだいたい被ってNGになる。文字数にも制限があり、JRAの馬名は9文字まで。リーチツモドライチはぎりぎりセーフだった。

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source : 週刊文春 2026年7月9日号