「薬は減らせるなら減らしていくべき」。そう語るのは、日本初の「薬やめる科」を開設した松田史彦医師だ。どんな薬をやめるべきなのか。どんな薬ならやめやすいのか。薬の量を見直したい読者に“断薬のプロ”が徹底解説!
「薬とは本来、副作用という“害”があることを前提に使うものです。年齢を重ねるほど、薬を代謝・排出する役割を担う腎臓や肝臓の働きが衰え、副作用のリスクも高まる。もちろん薬が不可欠な患者さんもいらっしゃいますが、基本的には減らせるなら減らしていくべきだと考えます」
こう語るのは、松田医院「和漢堂」院長の松田史彦医師だ。熊本市内の同院に日本初の「薬やめる科」を開設し、長年にわたって患者の減薬・断薬を指導してきた。著書に『薬の9割はやめられる』(SBクリエイティブ)がある。

厚労省の統計によれば、院外処方された薬剤の種類が5種類以上と答えた人の割合は、65〜74歳で、27.2%。中でも、薬を6種類以上飲んでいる場合は「多剤併用」と呼ばれる危険な状態だ。
「特に高齢者は複数の診療科を受診しがちですが、医師側が同じ効能の薬を重複して処方してしまうことがあります。また、薬の副作用を新しい病気と勘違いし、追加で薬を処方するケースも少なくない。その結果、薬が増え続ける悪循環に陥ってしまうのです」
では、実際にどのような薬なら「やめる」ことができるのか。病気や薬の種類別に具体的に見ていこう。
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source : 週刊文春 2026年7月9日号






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