7月3日、ソフトバンクの中村晃(36)が今季限りでの現役引退を発表した。鷹一筋19年のベテランがユニフォームを脱ぐ決断を下し、会見ではサプライズで柳田悠岐(37)ら9人が花束を渡し、中村との別れを惜しんだ。
かつてはバリバリのレギュラーだったが、今年は主に代打出場で23試合の出場に止まり、交流戦に入っても調子が上がらず打率は1割台前半と振るわなかった。
「6月4日の試合後に引退を決断、8日には小久保裕紀監督(54)に引退の意向を伝えて翌日登録を抹消されました。真面目な性格で令和の時代には珍しく、周りを寄せつけない空気をまとい、最後まで打撃職人らしい一面を保った。シーズン半ばに後進に譲る決断をしたのも彼らしいですね」(球団OB)

無類の強さを誇る常勝軍団ホークスの懸案事項は世代交代が思うように進んでいないこと。だが、中村の引退を機にあのベテラン選手の去就決断も早まるだろうと言われている。
「中村よりも1年先輩の柳田です。今年は7年総額40億円とも言われた長期契約の最終年。最盛期は変動制の年俸で約6億円を稼いだが今季は3億7000万円まで減少。ここまで打率2割4分台で9本塁打と本来の力からかけ離れた成績で、打順も6月下旬から6、7番と下位に下がっている。パワーは健在の一方で、動体視力と勤続疲労によるコンディション低下は否めない。晃の引退で柳田や堅守の今宮健太(34)の存在は危うくなってくる。2人が一気にグラウンドを去ることはないでしょうが、若手選手がもっと伸びれば今後はベンチを温める機会も増えてくるでしょう」(同前)
スタメンで4打席をこなして調子を上げることが多い柳田。簡単に切れない背景には興行面もある。
「若手の台頭が著しいとはいえ、今でもホークスを代表する生え抜き選手で人気はチームナンバーワン。スタメン起用されないとグッズや年間シートなど営業面での影響も大きい。本人は来季以降、再び単年契約に戻す意向ですが、功労者だけにいきなりクビにもできない。数少ない自ら引退のタイミングを決められる立場の選手です。中村と違い誰とでも仲良くできる性格もあって後輩からも『ギータさん』と慕われている。ただ、本人は周囲に『年俸1億稼げなくなったら辞めるかも』とほのめかしているそう。同級生の巨人・坂本勇人(37)のようにしぶとく現役を続ける気はないようです」(球団関係者)
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source : 週刊文春 2026年7月16日号






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