朝刊を広げたら、週刊誌の広告が隣り同士で出ていた。

 佐藤二朗さんの弁明を週刊新潮が載せ、週刊文春の方は、まっこうから佐藤さんを非難しているようだ。ようだ、というのは、まだ中身を見ていないから。

 しかし、いいなぁ、久しぶりの週刊誌対決。昔はよく見られたものだ。

「地獄に堕ちるわよ」があまりにも面白く、溝口敦さんのノンフィクションを読んでいたら、当時は「週刊現代」VS「週刊文春」があったようだ。「魔女の履歴書」の連載を2006年に溝口さんが始めた時、細木数子さんの言い分を載せたのが「週刊文春」。つまり擁護派にまわったのだ。

 かなり恥ずかしい過去であるが、マスコミの構造を見れば仕方ないかと。ある人物や会社が事件を起こしA週刊誌で叩かれたとする。B週刊誌は同じようなことを書き、後追いと思われるのもナンダカナーという感じ。そのうち当事者から連絡がくる。

「あれはデタラメ。おたくには真相を話す」

 となり、あちらの言い分を書くことになるのであろう。20年前の細木数子さんの文春記事もそうなったに違いない。

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source : 週刊文春 2026年7月23日号