Q イギリスの首相が、また代わるらしいっすね。イギリスの政局も混乱してるようっすね。今年はイギリスがEUからの離脱を決めてから10年というニュースを見たんすけど、どういうことっすか?

A おお、めずらしくニュースを知ってるじゃないか。そうなんだ。2016年にイギリスでEUからの離脱に賛成か反対かを問う国民投票をしたところ、離脱賛成が約52%、離脱反対が約48%で離脱が決まったんだ。

Q なにやってるんすかね。離脱賛成か反対かを尋ねたら、賛成の人は積極的に投票に行くだろうし、現状でいいやと思っている人は、わざわざ投票に行かないんじゃないすか。結果は明らかっすよね。

A おお、鋭い考察だな。当時は保守党のキャメロン政権で、キャメロン首相自身は離脱反対だったんだが、「離脱すべきだ」という声があまりに多かったので、国民投票で「離脱反対」の世論を示せば、離脱賛成派の声も収まるだろうと考えたんだ。ところが、意に反して離脱賛成派が多数になったものだから、責任をとって辞任した。

Q 敢えて投票に行かなかった離脱反対派は焦ったんじゃないすか。

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source : 週刊文春 2026年7月23日号