ドローンとは、そもそもは雄蜂のこと。ブンブンという音が、まるで雄蜂の羽音を思わせるというので、この名称になりました。当初はヘリコプターの代わりに上空からの映像が撮影できたり、橋などのインフラの老朽化を早期に発見できたりと、日本ではさまざまな用途に使われてきましたが、いまやウクライナ軍による反撃の最先端兵器となっています。「安上がりのミサイル」になっているのです。

 戦場で使われるようになったのは、2001年、アメリカ軍によるアフガニスタン攻撃以降です。タリバンの武装勢力の動きを上空から偵察することに使われていました。当時は巨大なグライダーのような形状の、「グローバルホーク」と呼ばれる無人偵察機でした。高高度をゆっくり飛行しながら、地上の動きを偵察。タリバンが集結していることを発見すると、そこに向けて攻撃機が急行して空爆したりしていました。

 しかし、グローバルホークに代わる「プレデター」という機種に小型ミサイルを搭載すれば、即座に攻撃できるではないかということになり、「ヘルファイア」(地獄の業火)と呼ばれる小型ミサイルで地上を攻撃するようになりました。

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source : 週刊文春 2026年7月16日号