唇を縫われた状態で商店に駆け込み助けを求めた女性。前代未聞の猟奇的事件の犯人として逮捕されたのは、今年50歳になる櫻井政恵容疑者だった。息子2人と被害者姉妹と同居した「恐怖の館」で一体何が起きていたのか?
6月30日の昼下がり。県道沿いの商店に、マスク姿の女性が駆け込んだ。
〈助けてください〉
彼女は声を発さず、店員に紙を見せて110番通報を依頼する。マスクの下では唇が何者かによって縫い付けられており、一言も話せない状態だったのだ。
駆けつけた警察官に保護された女性は、事の顛末を少しずつ語り始めた。
「容疑者が怖くて、すぐには逃げられなかった……」
世にも奇妙な“口縫い”事件の深層に迫る――。
◇
茨城県警が容疑者を逮捕したのは、通報から6日後のことだった。
「茨城県古河市で同居する女性(42)の唇を縫い付け、全治不詳の怪我を負わせたとして、アルバイト従業員の櫻井政恵容疑者(50)が傷害容疑で逮捕されました。鼻の下から下唇まで複数回針を通して縫合されており、会話も飲食もできない状態だった。女性の腕や脚には暴行が原因とみられる複数のあざが確認されており、警察は日常的に暴行を受けていた可能性もあるとみています。他方、櫻井は調べに対して『身に覚えがない』と容疑を否認しています」(社会部記者)

事件現場となったのは、築46年の木造2階建て一軒家。登記簿によると、2024年に外国籍とみられる人物が購入している。
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source : 週刊文春 2026年7月23日号
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