国民の間で賛否が大きく分かれる中、成立した改正皇室典範。高市首相が固執し続けたのが、男系男子での皇位継承だ。なぜ男系でなければいけないのか。首相や最側近らがその根拠にしてきたのは、“トンデモ理論”だった。
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「いろいろ外で発表されている論文ですけれども、男親から男の子供、つまり男系男子に限って正確に受け継がれてきた初代天皇のY染色体というものはそこで途絶をしている、こういう状況になるんですね」
2006年1月27日の衆院予算委員会。皇位継承を巡り、安倍晋三官房長官(当時)にそう舌鋒鋭く迫った女性議員がいた。
女性天皇の子が天皇に即位した場合、つまり女系天皇が誕生した場合の問題点について、「Y染色体が途絶える」という理論を持ち出した人物――05年の郵政選挙で国政復帰を果たし、政界で地歩を固めつつあった高市早苗衆院議員だ。
それから20年後。彼女は女性初の宰相として、1947年の施行後、初の本格的な皇室典範の改正を実現させたのだった。
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source : 週刊文春 2026年7月30日号
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