6月末に発売になったヤフー社長だった川邊健太郎さんの初の著書『7つの激変』。この本の表紙には、大きく「孫正義 三木谷浩史 藤田晋 IT界の3大巨頭が推薦!」とある。とても重要な示唆を与えてくれる良書なんだけど、本の帯なので多少表現が盛られるのは仕方ない。
しかし、私がこの表紙を初めて見せられた時、反射的に口をついて出たのは「孫さん、三木谷さんと並ぶなんて畏れ多いです」「巨頭ではないですし」などといった謙遜の言葉だ。企業規模をみれば事実として畏れ多いわけだけど、胸に手を当てれば、これは長年にわたり自分が身につけた処世術なんだと思う。つまりは、誰かに嫉妬されることを未然に防ぐための、自衛の言葉だ。
それともう1つ。この並びを見ると、20年ほど前に自分の胸の奥に密かに芽生えた嫉妬心を思い出す。
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source : 週刊文春 2026年8月6日号






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