本日は、高野山の麓にあるお寺・慈尊院と西光寺の学文路(かむろ)苅萱堂(かるかやどう)を巡る。

 いとうせいこうさんとの『見仏記』の旅は、仏像を見ることが目的。

 しかし、

「どーしても学文路苅萱堂に行きたい!」

 と、僕が言い出した理由はそれではなかった。

 学文路苅萱堂が、通称“人魚のお堂”と呼ばれているからである。

「じゃ、行くしかないね」

 と、笑いながらいとうさんは言った。ありがとう!

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source : 週刊文春 2026年8月6日号