我が国の高市総理はイギリスのサッチャー元首相に憧れているとか。これは、サッチャー氏が「女性首相」だったからか、それとも批判や反論をものともせず、やりたいことを推し進めたことを参考にしようとしているのか。どうも後者のように見えますが、イギリスを訪問したときには、安易に「サッチャー元首相に憧れています」とは言わない方がいいでしょう。
イギリスは、サッチャー首相の新自由主義路線によって公共サービスが解体され、格差が拡大したという負の歴史があるからです。そこで登場したのが、労働党のアンドルー・マレー・バーナム首相です。愛称は「アンディ」。ここ10年で7人目の首相です。サッチャー首相が破壊した公共サービスを復活させようとしているのです。
アンディ・バーナム首相は1970年生まれで現在56歳。元マンチェスター市長です。マンチェスターといえば古くからの工業地帯。労働者の町なのです。
電話会社BTの技術者の父と医院の受付の母は共に熱心な労働党支持者でした。労働者の家庭で育ったのです。その影響もあり本人は14歳で労働党に入党。筋金入りの労働党員ですね。
ケンブリッジ大学で英文学を学びますが、ケンブリッジ大学は金持ちのエリート層の出身者が多く、労働者の家庭出身のバーナム氏は居心地が悪かったと言っています。
それでもいいこともあったようです。ケンブリッジ大学で出会ったオランダ生まれの女性と結婚。2人の間には3人の子どもがいます。サッカーのイングランド・プレミアリーグ、エヴァートンの長年のサポーターでもあります。
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source : 週刊文春 2026年8月27日号






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