今年6月17日、東京・渋谷にあるセルリアンタワー東急ホテル地下2階の大宴会場では、円谷プロダクションの親会社・円谷フィールズホールディングスの株主総会が開かれていた。議長として登壇したのは山本英俊代表取締役社長グループCEO(70)。新たな取締役の選任など、2つの決議事案が株主に諮られると、会場内は株主らによる賛意を示す拍手で包まれた。
一見、何気ない総会のワンシーンである。ところが、そこには一般の株主には知らされていない“カラクリ”があって――。

今年、「ウルトラマン」のテレビ放映開始から60周年を迎えた円谷プロダクションが大きく揺れている。
円谷プロの現役社員が語る。
「今年3月から突然、事実上のリストラが断行され、少なくとも39名の正社員が退職。さらに13名がグループ会社へ出向・転籍させられることになったのです」
全社員の4分の1近くが社を去っていた
その結果、現場では人員不足による歪みが噴出。4月に中途入社した社員たちからは、「この部署の担当業務を理解している人間がいない」と困惑の声が上がり、過去に辞めた従業員を急遽呼び戻す部署まで出てきたという。
「混乱の中、長年現場を支え続けてきた功労者をはじめ、全社員の4分の1近くが社を去る異常事態となりました。経営陣への不信感から自ら退職を申し出る者も相次ぎ、社内にはホールディングスへの不信感が蔓延しています」(円谷プロ元社員)
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source : 週刊文春 電子版オリジナル
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