今年の8月も例年通り、仕事はほぼフルリモートで、夜の会食もほとんど入れず、家と別荘を行き来しながらゆったりと過ごした。休肝日も連続10日を超えた。自分の中の新記録である。酒を飲まずに眠りにつくのも、すっかり慣れた。
会食がある日は今でも飲むけど、不思議なことに、以前ほど酒が美味しいとは思えなくなった。狂おしいほど好きだったのに、一体どうしたんだろう。それどころか酒に弱くなった。つい最近まであんなに酒豪だったのに、体質が変わったのだろうか。でも、もし本格的に飲みを再開したら、すぐにまたあの頃に逆戻りしてしまいそうな気配もある。
パーソナルトレーニングの先生にそんな話をしていたら、「マッスルメモリー」という言葉を教えてもらった。直訳で「筋肉の記憶」。一度しっかり筋肉をつけた人は、筋トレを長期間休んで筋肉が落ちても、またすぐ元に戻せるという意味だという。
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source : 週刊文春 2026年9月24日・10月1日号
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