高市首相が「私の大事なヤナちゃん」と頼る新大臣に疑惑が噴出している。「週刊文春」が2週続けて報じた“恫喝音声”と“シャトルバス買収”。しかし、それだけではなかった。徹底取材で明らかになったのは、さらに悪質な問題だ。
▶過去には逮捕も 5人の事務員が重大証言 「投票呼びかけ電話で報酬をもらった」
▶ハイヒール妻との結婚で両親と亀裂「孫も抱けない」
▶新音声入手「裏金はなかった」「派閥が悪い」と開き直り
▶「もう撤去して」高市首相が花博マスコットに無視された
2024年10月、栃木県大田原市内の選挙事務所は、にわかに活気付いていた。「那須ナンバー」の自家用車が次々滑り込み、老婦人たちが入っていく。
横一列に並べられたパーテーションには「必勝」と書かれた大量の為書。奥へ進むと、周囲から遮断された彼女たち専用の個室が広がる。コの字型の長机の上には、合計5、6台の固定電話。彼女たちは机上に置かれた名簿に目を落とすと、受話器を片手に一斉に電話をかけ始めるのだった。
「簗和生と申します。投票をお願いいたします!」
“裏金議員”として逆風に晒された厳しい選挙戦。それだけに、投票依頼の言葉にも熱がこもる。
だが、これは通常の「電話かけ」ではなかった。過去には、逮捕者も出たほどの深刻な問題を孕んでいたのだ。
◇
「私の不徳を恥じ、お詫びしたい」
10月13日に行われた衆院予算委員会。簗和生農相(47)は、身内であるはずの自民党議員の質問にそう頭を下げていた。
「週刊文春」が9月30日昼に報じた“恫喝音声”。簗氏は5月に開かれた自民党支部の会合で、衆院選で自身を支援しなかった那須烏山市と那珂川町を名指しし、「(予算を)大幅にカットをしました」と言い放ったのだ。さらに「週刊文春」は先週号で、簗氏側が24年と今年の衆院選で、公示日にシャトルバスを手配し、支援者らを無料で送迎していたとする公職選挙法違反疑惑を詳報した。
初回登録は初月300円で
すべての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2026年10月22日号
他の記事を読む
- 【スクープ第3弾】簗和生農相に新疑惑 “買収指示メール”を公開する《秘書に「支払いするように」決定的証拠入手》
- 【証拠音声】簗和生農相(47)「裏金はなかった」開き直り音声《派閥がちゃんと指示を出していれば》
- 【スクープ第2弾】簗和生農相「恫喝音声」の次は… 2度の衆院選でシャトルバス200人買収疑惑
読み込みに失敗しました
お気に入り記事