睡眠不足は、子どもの未来だけでなく、国家の未来にも深刻な影響を及ぼす――。日本人の睡眠不足に警鐘を鳴らす柳沢教授を、自身も睡眠時無呼吸症候群と診断された真山氏が徹底取材。「睡眠」の真の力を明らかにする。
「教科書に載せたいくらい典型的な睡眠時無呼吸症候群です」
睡眠学の世界的権威である筑波大学の柳沢正史教授(筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構機構長)にこう断言されたのは、小説家の真山仁さんだ。
柳沢教授は、覚醒を維持し、欠乏するとナルコレプシー(過眠症の一種)を引き起こす脳内物質「オレキシン」を発見。睡眠の重要性について、日々、啓蒙活動を行っている。2026年9月には「アメリカのノーベル賞」とも言われるラスカー賞を受賞した。
真山さんは、MCを務めていたテレビ番組「ブレイクスルー」(テレビ東京系)で柳沢教授を取材した。その際、事前に提出していた睡眠データを見た柳沢教授から、面と向かって冒頭の指摘を受けたのだ。睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まったり、弱くなったりする状態が繰り返される病気で、罹患すると脳卒中や心臓発作などの重篤な疾患のリスクが大幅に上がる。
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source : 週刊文春 2026年11月12日号
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