「医療ドラマなのに、現場は最後の最後で出演者のコロナ感染に振り回されました……」(ドラマ関係者)

 9月12日に最終回を迎えた日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系)。最新医療機器と手術室を搭載したERカーで災害やテロの現場に直行し“死者ゼロ”のため奮闘する救命医たちの物語だ。数字も評判も初回から好調で、最終回の平均世帯視聴率は19.5%を記録した。ただ、物語終盤で出演者に複数の感染者が発生、現場は“緊急対応”を迫られる事態に。

 

 一人は稲森いずみ(49)だ。94年に女優デビューし、今や大ベテラン。本作ではやり手の警視庁公安部キャリア課長を好演した。だが、その部下役の馬場徹(33)とともにコロナに感染。公表されたのは、クランクアップが2週間後に迫った8月27日だった。

クールな公安部幹部を演じた稲森

「“自宅療養し、経過観察する”と発表されましたが、密かに入院していたんです。稲森さんはヘビースモーカー。49歳になりますし、重症化リスクもないとはいえませんが……」(同前)

 入院の背景について事務所関係者が声を潜める。

「本作はロケもキャストも多く、調整は至難の業でした。スケジュールは押しに押して最終回放映の前日明け方まで撮影が続いた。稲森さんはクライマックスでテロリストを逮捕する重要な場面を控えており、なんとしても間に合わせなければならなかった」

 そのため、極秘入院の措置がとられたという。入院した事実は今も伏せられたままだ。

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source : 週刊文春 2021年9月23日号