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稲森いずみ「コロナ軽症だったのに入院」裏事情

「週刊文春」編集部
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連ドラ連続出演28年目
連ドラ連続出演28年目

「医療ドラマなのに、現場は最後の最後で出演者のコロナ感染に振り回されました……」(ドラマ関係者)

 9月12日に最終回を迎えた日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系)。最新医療機器と手術室を搭載したERカーで災害やテロの現場に直行し“死者ゼロ”のため奮闘する救命医たちの物語だ。数字も評判も初回から好調で、最終回の平均世帯視聴率は19.5%を記録した。ただ、物語終盤で出演者に複数の感染者が発生、現場は“緊急対応”を迫られる事態に。

 
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 一人は稲森いずみ(49)だ。94年に女優デビューし、今や大ベテラン。本作ではやり手の警視庁公安部キャリア課長を好演した。だが、その部下役の馬場徹(33)とともにコロナに感染。公表されたのは、クランクアップが2週間後に迫った8月27日だった。

クールな公安部幹部を演じた稲森

「“自宅療養し、経過観察する”と発表されましたが、密かに入院していたんです。稲森さんはヘビースモーカー。49歳になりますし、重症化リスクもないとはいえませんが……」(同前)

 入院の背景について事務所関係者が声を潜める。

「本作はロケもキャストも多く、調整は至難の業でした。スケジュールは押しに押して最終回放映の前日明け方まで撮影が続いた。稲森さんはクライマックスでテロリストを逮捕する重要な場面を控えており、なんとしても間に合わせなければならなかった」

 そのため、極秘入院の措置がとられたという。入院した事実は今も伏せられたままだ。

 だが当時、都の重症者向け病床の使用率は連日90%を超えており、医療ひっ迫の真っただ中。なぜそんなことができたのか。

「ドラマの医療監修をしている東京都済生会中央病院の救命救急センター長の関根和彦医師の口添えで、軽症だったのに、入院できることになった」(前出・ドラマ関係者)

 関根氏は慶応大学病院等での勤務を経て、12年の同院の救命救急センター立ち上げに尽力した人物。

関根医師(済生会中央病院の公式HPより)

「コロナ禍でも他院から重症患者を受け入れるなど地域医療の中核を担っています。ドラマ監修にあたり“動く手術室”の企画を見て『私の夢そのもの』と興奮気味に話すなど、本作への思い入れは強かった。ただ、コロナ感染者の救急対応に追われる先生は無論、治療優先。監修は、脚本のチェックが中心でした」(病院関係者)

 治療の甲斐あってか、稲森は9月4日に無事退院。9日には撮影現場に復帰したという。

「稲森さんは『ご迷惑をおかけしました』と謝罪して回り、現場にカフェカーを差し入れていました。最後ということで珍しく撮影に立ち会った関根先生に自らコーヒーを勧める場面も。アクションもこなし、休憩時間にはタバコを吸ったりして元気そうでした。やっぱり入院するほどではなかったのでは……」(別のドラマ関係者)

 

 関根氏の勤務する東京都済生会中央病院に稲森の入院について聞くと、「患者さんの個人情報については回答致しかねます」。受け入れ基準については「状況に応じて軽症の方もお引き受けして入院して頂いております」と回答した。

 稲森の事務所は一切回答しなかった。TBSに、番組側が関根氏に入院の口利きを依頼したかを問うと、「そのような事実はありません」と答えた。

“緊急対応”の入院も、チームワークの賜物?

source : 週刊文春 2021年9月23日号

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