10月1日付で創業者の渡辺美樹氏（61）が、約12年ぶりに社長に復帰した外食大手のワタミ。社長兼COOを務めていた清水邦晃氏は副社長に就任する。

「渡辺氏は参院議員時代、『ワタミには100％戻らない』と公言していましたが、19年、会長に復帰しました」（経済部デスク）

　ところが新型コロナの影響で、今年3月期連結決算は売上高が608億円（前年同期比33.1％減）、純損益は115億円の赤字（同29億円の赤字）だった。

「居酒屋が苦戦する中、焼肉店への業態転換を推し進めている。CEO・COO職も廃止し、渡辺氏に権限を集中させることで再建を図る構えです」（同前）

　早速、抗原検査で陰性を確認済みと分かるバッジを接客担当の従業員が付けると発表するなど“渡辺カラー”も出し始めた。

「今後の焦点となるのが、後継者問題です」（同前）

　実は、長男・渡辺将也氏（33）が今年4月、取締役CFOに“スピード出世”を果たしていた。

1. TOP
2. ニュース
3. ファミリー資産は130億円　ワタミ渡辺社長の“世襲”計画