誤嚥性肺炎、窒息で死なない 今日からできる「のど」の鍛え方

「週刊文春」編集部
ライフ 社会 医療 ヘルス

「『声が出ない』『食べるとむせる』という、のどに関する悩みを相談される患者さんが非常に増えています。コロナ禍で人と話さず、のどを使わない人が増えた影響だと感じます」

 こう語るのは耳鼻咽喉科山西クリニック院長、山西敏朗医師である。

 呼吸、飲食、会話。これら全てを司る、極めて重要な器官が「のど」だ。

 だが、のどは使わなければどんどん機能低下する。“経年劣化”のリスクもある。池袋大谷クリニックの大谷義夫院長が指摘する。

「のどの機能は加齢と共に低下します。のど周囲の筋肉が弱くなり、喉仏が下に落ちてくることでモノが飲み込みにくくなったり、異物が気管に入りやすくなる。怖いことに、大きな“イベント”が起きるまで、自分ののどの機能低下に気づきにくいのです」

大谷氏

 大谷医師の言うイベントとは2つある。「窒息」と「誤嚥性肺炎」だ。

「気道閉塞を生じた食物の誤嚥」、つまりのどに食べ物を詰まらせて亡くなった人は昨年は4193人。これは交通事故の死亡者数よりも多い。例年、65歳以上が約9割を占める。

2カ月99円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

2024GW 特大キャンペーン 誰でも月額プラン最初の2ヶ月99円 4/24(水)〜5/7(火)10:00
  • 月額プラン

    99円/最初の2カ月

    3カ月目から通常価格2,200円

    期間限定

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2021年11月18日号

無料ニュースレター登録はこちら

今すぐ登録する≫

期間限定キャンペーン中!月額プラン2カ月99円

今すぐ登録する≫