米国人の父と日本人の母のもとに生まれ、東大中退・ハーバード大卒という経歴を持つ、ジャーナリストでタレントのモーリー・ロバートソン氏(58)。
NHK大河ドラマ「青天を衝け」ではペリー役を演じたモーリー氏が、眞子さんの結婚をきっかけとした“皇室の開国”を唱える。
小室圭さんと眞子さんの結婚についてSNSなどで目にするのは、冷静な議論とは程遠いものばかりです。最近は、歴史認識が曖昧で、戦争も知らない、いわば“ガチ”じゃない人たちが、皇室をまるでアイドルのように弄んでいると感じます。
特に眞子さんや佳子さまは、若い世代にとって「ともすれば会えそう」という身近さを纏ってきた。その“近さ”ゆえにより魅力的に映り、支持されてきたと思います。
が、身近なアイドルであることは諸刃の剣。ファンの期待感がとめどなく増長し、暴走してしまう危険性も秘めている。まるで“会いに行けるアイドル”を標榜したAKB48のよう、と言えるかもしれません。
AKBのメンバーが異性スキャンダルを切り抜けるべく、自ら坊主にしたことがありましたね。今回、眞子さんが記者会見でとった行動は謝罪ではなく、逆に「私はこのグループから降ります」という宣言でした。自分たちの支持してきたアイドルが、期待に反して“脱退表明”してしまった……。それが、火に油を注いでいるわけです。
でも、それって、どうなんでしょうか。そもそも結婚は個人の自由意志で決めること。誰かの期待に応えるためにするものじゃない。また、小室圭さんの親がどんな人であろうと、それで子供の評価を固定するのは危険な考え方です。
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source : 週刊文春 2021年11月18日号