日本維新の会の伊東信久衆院議員(57)が、いわゆるマルチ商法で行政処分を受けた業者に関連する講演を行っていた問題で、業者との関係で虚偽の説明をしていたことがわかった。この企業の商品について、伊東議員は「監修・開発していない」と説明しているが、「週刊文春」が入手した講演の動画では、伊東議員自身が「私が監修、研究させて頂いている」と明言していた。
伊東氏は今回の衆院選で、大阪19区から3回目の当選を果たした。現役医師で、故・やしきたかじんの主治医を務めていたことでも知られる。
アイテックの全国大会や、議員会館でも関連講演を行っていた疑いが指摘
問題の企業は、化粧品などのマルチ商法を全国で展開する「ITEC INTERNATIONAL(アイテック)」。消費者庁から今年8月、虚偽の説明で勧誘したなどとして、特定商取引法違反で6カ月間の取引停止処分を受けた。実質的オーナーの山口孝榮氏ら2名についても、6カ月間の業務停止命令を受けている。
一方、アイテックのパンフレットなどでは、伊東氏が同社の化粧品「DDS MATRIX エキス」の監修者や開発者として紹介されていた。さらに、アイテックの全国大会や、議員会館でも関連講演を行っていた疑いが指摘されている。
伊東氏は11月8日、「週刊文春」の取材に対し、「伊東が、アイテックの化粧品製品『MATRIX』の監修者・開発者として活動したことはありません」などと回答していた。
だが、実際はどうだったのか。
「私が監修、研究させて頂いている」と講演で口にしていた
「週刊文春」は、伊東氏が2019年7月10日、名古屋国際会議場で行われたアイテックの全国大会で講演する様子を収めた動画を入手(テロップなどは「週刊文春」が作成)。登壇した伊東氏は以下のように挨拶した。
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source : 週刊文春 2021年11月25日号