三井住友銀行の髙島誠頭取に代わり、来年4月から全国銀行協会会長に三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取が就任することが内定した。本来ならみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長が就任予定だったが、一連のシステム障害を理由に辞退。急遽、半沢氏の登板が決まったとされる。

 そんな三菱UFJフィナンシャル・グループが新たに力を注いでいるのが、ラグビーだ。来年1月7日に開幕する新リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」。そのプリンシパルパートナー契約を締結し、NTTに次ぐ第二位の上位スポンサーとなったのだ。

 だが、銀行業界でラグビーと言えば、三井住友銀行だろう。“住友の天皇”こと故磯田一郎元頭取がかつて日本代表として活躍し、協会会長を務めたほか、その磯田氏が採用した宿澤広朗元専務も日本代表監督などを歴任。16年4月からは日本代表のオフィシャルパートナー契約を結び、19年のワールドカップ日本大会でも応援CMを繰り返し放映するなどしていた。

 そこに、ライバルの三菱UFJが“殴り込み”をかけてきたのだ。11月10日にPRタイムズを通じて配信されたプレスリリースには、〈MUFGはリーグワンと協働して新しい社会的価値の創出をめざし、スポーツが持つ人々を惹きつけるチカラ・集まるチカラを通じた事業の創出に挑戦します〉と記されている。

 ところが――。

 このプレスリリースに掲載された写真がラグビーボールではなく、白い編み目が入ったアメリカンフットボールのボールだったのだ(下の写真参照)。なぜこんな事態を招いたのか。

プレスリリースにアメフトのボールが

「フリー素材の画像を検索した際、誤って出てきたものをそのまま使用したようです」(銀行関係者)

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source : 週刊文春 2021年12月16日号