「まだ私も十分に体力、能力ともにある」
12月6日、岸田文雄首相(64)から内閣官房参与の辞令を受け、記者団に対しそう胸を張った自民党の石原伸晃元幹事長(64)。
10月の衆院選で落選した石原氏に対し岸田首相が手を差し伸べ、自らの近くに“再就職”させた形だ。
「2000年の『加藤の乱』の時、派閥会長の加藤紘一氏とともに当時の森喜朗首相に弓を引こうとしたのが石原氏、岸田氏や塩崎恭久氏、根本匠氏。この4人で“出陣式”を行った際、乾杯の酒に選んだのがドライマティーニで、以来、4人で酒を飲む『ドライマティーニの会』を開き、強固な絆で結ばれているのです」(自民党関係者)
特に石原氏と岸田氏は同い年で、派閥を率いる者同士、肝胆相照らす仲だった。
「参与には日当が支払われるため、石原氏にはありがたい“失業手当”となるはず。派閥の長も辞め、引退説も出ている中、“俺は終わっていない”とアピールもできる」(同前)
参与は「内閣官房に参与を置く規則」に「内閣総理大臣の諮問に答え、意見を述べること」と定められる、非常勤の国家公務員。「聞く力」をアピールする岸田氏だけに盟友の意見を聞こうというわけだが、具体的にはどのような仕事なのか。参与経験者が語る。
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source : 週刊文春 2021年12月16日号