「彼女は私を隠れ蓑に、市議会の政務活動費を詐取していたのです」

 この“彼女”とは豊田恵美京都市議(41)。そして告発する“私”は、何と彼女の夫、貴志氏なのである。

 恵美氏は2019年に初当選した、自民のホープ。

「コロナ対策で積極的に活動するなど行動力があり、重鎮議員に可愛がられ、『将来の市長候補、国政候補』との声もある」(市政関係者)

 

 171センチのスラリとした長身で、今年の「ミセス京都」初代ファイナリストにも名を連ねた“美魔女”でもある。しかし――。

「彼女は公金詐取に手を染めているのです」

 そう明かすのは夫・貴志氏だ。貴志氏は京都府議と市議を計3期務め、民主党や維新の会に所属した元政治家。前回の選挙で引退し、会社経営に専念。代わりに妻の恵美氏が出馬した。

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source : 週刊文春 2021年12月16日号