「昨日もたまたまね、一緒だったんですよ。一緒に食事をしました。旧官邸の一部のメンバーと」

 昨年12月3日、櫻井よしこ氏のWeb番組に出演した安倍晋三元首相(67)は、菅義偉前首相(73)と食事をともにしたことを明かしたのだが――。

 

 昨年9月、「菅首相では選挙に勝てない」と言われ、総裁選勝利の目算が立たずに退陣表明した菅氏。

「当初、菅氏は、総裁選で最大派閥である清和会を安倍氏がまとめてくれれば流れができると踏んでいた。しかし、安倍氏はまったく動かず、菅氏が追い込まれて不出馬を表明すると猛然と高市早苗氏を支援した。菅氏からすれば、安倍氏に梯子を外されたとの思いが強いのです」(菅氏周辺)

 安倍政権を8年近く官房長官として支えた菅氏。自身が首相になってからも、外遊などの折に触れて安倍氏のもとを訪れていたが、首相退陣後はすっかり関係が冷え込んでいると見られていた。そんな二人が久しぶりに食事を共にしたのが冒頭の会食だったのだ。同席したのは安倍政権でそれぞれ官房副長官を務めた萩生田光一経産相、加藤勝信前官房長官に、3年前に菅氏と萩生田氏の引きで自民党入りした長島昭久氏。

長島氏

「これは安倍氏サイドが菅氏に声をかけて実現した“手打ちの宴”。双方と関係のいい萩生田氏が音頭をとったそうです。菅氏と近い大樹総研の矢島義也会長も同席。矢島氏行きつけの銀座の高級ステーキ店『かわむら』を貸し切りにして行われました。安倍氏は会合では決まって自身の政権の話で盛り上げるのですが、その時も『オバマ(元米大統領)とはかみ合わなかった』『トランプ(前米大統領)は本当にゴルフがうまい』などと語っていたそうです」(政治部記者)

安倍氏と菅氏、双方に重用された萩生田氏(右)

 同店は安倍氏も何度も訪れるお気に入りだ。その夜、一行が舌鼓を打ったのはステーキに白トリュフ。

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source : 週刊文春 2022年1月20日号