ドランクドラゴンの塚地武雅、東京03の角田晃広など、芸人のドラマ進出が目立つ中、台頭してきたのが「我が家」の坪倉由幸(44)だ。『鎌倉殿の13人』で源頼朝の家臣・工藤祐経役としてNHK大河ドラマ初出演を果たし、高畑充希主演の『ムチャブリ!』(日テレ系)にも出演中だ。
「坪倉は2012年の『主に泣いてます』で連ドラ初出演。昨年3月に放送された三谷幸喜脚本の単発ドラマ『死との約束』では、三谷の『僕の好きな海外の喜劇役者に雰囲気が似ている』との推挽を受け税理士役に起用。これが今回の大河に繋がった」(放送記者)
坪倉は横浜出身。小学生のときはサッカーに熱中し、横浜市選抜で中村俊輔とプレーした。生来の目立ちたがり屋で、高校卒業後、役者を志して俳優養成所に入所。そもそもは俳優コースだったが、お笑いコースにいた杉山裕之(44)、谷田部俊(44)に感化され、03年に我が家を結成した。
05年にはM-1グランプリで準決勝進出という順調な滑り出しだった。
「ネタ作りは坪倉が担った。坪倉が下ネタを発しようとすると杉山が『言わせね~よ』と突っ込むのがお約束」(芸能デスク)
11年には我が家として『ヒルナンデス!』のレギュラーも獲得。だが、M-1では6年連続準決勝止まり。キングオブコントでも10年から4年連続準決勝で敗退と、殻を破れずにいた。
それも相まってか、12年頃から3人の間で不協和音が流れ出した。
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source : 週刊文春 2022年2月10日号