「足首はちゃんと休ませてあげようと思っています」
北京五輪ラストの演技となるエキシビションも、痛み止めを飲みながら出場した羽生結弦(27)は、演技後に古傷をこう労った。
ただ、北京のリンクサイドには、過去の2大会で羽生を痛みから救った“あの人”の姿はなかった。
4回転アクセルの完成を目指していた昨年秋、練習中に右足の関節靱帯損傷を負っていた羽生。
「なんとか回復して臨んだ北京五輪でも、フリー前日の練習で再び同じ箇所を痛めたことを、14日の会見で明らかにしました。痛み止めを使って臨んだフリーでは、冒頭の4回転アクセルの失敗に続いて、次の4回転サルコウでも転倒。本人は『右足の感覚がもう薄れていた』と話していました」(スポーツ紙記者)
そんな羽生を支えてきたのは、地元・仙台の家族である。自宅から練習場所の「アイスリンク仙台」までは徒歩数分。そのわずかな距離も父の秀利さんが車で送り、練習は母の由美さんがそばで見守った。さらに、そのリンクに勤める4歳上の姉の献身もあった。
「リンクの関係者にコロナ陽性者が出ると、施設内を消毒するようかけあうなど、羽生選手のために少しでもリスクを減らそうとしていた」(リンク関係者)
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source : 週刊文春 2022年3月3日号