“お荷物”扱い、監視員バイト 木原龍一のペア「逆転人生」

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「週刊文春」編集部
エンタメ スポーツ

 北京五輪のフィギュアスケート団体戦でショート4位、フリー2位と銅メダルに貢献し、人気が急上昇したのが「りくりゅう」こと三浦璃来(りく)・木原龍一ペアだ。

北京五輪のフリーは自己ベストで5位

「3月27日まで開かれる世界選手権では強豪のロシア、中国勢が出場しないため、日本ペア史上初の金メダルも夢ではありません」(スポーツ紙記者)

 木原29歳、三浦20歳の“年の差ペア”は、ここまで辛酸も嘗めてきた。

「木原は20歳でペアに転向しましたが、全日本選手権やGPシリーズの中継が満足にないなど注目度の低さを嘆いていた。日本代表の会見ではシングルの選手に質問が集中して存在を無視されたり、囲み取材でも『記事にならないから』と記者が集まらなかったりと、ペアの扱いの悪さを味わい続けてきました」(同前)

 それは無理もなく、木原が別のパートナーと出場した五輪はソチが18位、平昌が21位に沈んでいた。

「団体戦でも結果を出せず、日本はメダルを逃したため、『もっと頑張れないのか』『ペアがお荷物』とファンやメディアに言われ、落ち込んでいました。『足を引っ張ってばかり。僕にはセンスがない』と責任を感じ、19年には引退する決意を固めていた」(フィギュア雑誌編集者)

 当時のペアも解消し、名古屋市内のスケートリンクで監視員やリンクの整備、貸靴コーナーのアルバイトなどをしていた木原。そこに現れたのが三浦だった。

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source : 週刊文春 2022年3月31日号

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