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「高血圧」降圧剤の新常識 下げすぎご用心、薬で認知症リスクは本当?

「週刊文春」編集部
ライフ 医療

「上の血圧が160以上あるので降圧剤が手放せません。でも最近、“飲み続けると認知症になる可能性がある”という記述をネットで見て、不安です」

 そう吐露するのは高血圧に悩むA子さん(72)だ。

 

 血圧を低下させる薬、いわゆる降圧剤は、高齢者にとってなじみの深い薬。だが一方で「一旦飲み始めると、ずっと飲み続けることになる」などともいわれ、体への影響も気になる。

 高齢者は、降圧剤とどう付き合うべきなのだろうか。

 高血圧は、日本で最も多い生活習慣病だ。

「患者数は推定4300万人以上。65歳〜74歳の67%、75歳以上の78%が高血圧と診断されている」(厚労省担当記者)

 加齢により血管は硬くなり、血圧も上がる。そして降圧剤を服用する人も増える。

 健康保険組合連合会が、2019年度に約457万人のデータを調べたところ、「血圧を下げる薬」を服用していると答えた人は年代の上昇とともに増え、70歳から74歳の世代では男性の47%、女性の35%にものぼった。

 

 血圧はどこまで上がると要治療なのか。

 日本高血圧学会が定める高血圧の「降圧目標」、つまり基準値は、19年のガイドラインではこうだ。

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source : 週刊文春 2022年3月31日号

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